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私たちの取り組み

私たちの取り組み

産地との取り組み

心の底から惚れ込んだ国産の品質を、
生産地ごと守っていきたい。

確かな栽培方法と鮮度をお約束できる、国内産の商品にこだわっています(※1)。輸入品の方が安価ですが、それより「あの店の花はいい」と喜ばれる商品を提供し、多くの消費者に繰り返し買い求めていただけることが、小売事業者様にとっても当社にとっても、繁栄につながる一番の方法であるというのが私たちの信念です。仕入れから短期間(1~2日目安)の新鮮な商品をお届けし、榊・ヒサカキは4~5月の新芽の時期でも安定して出荷できる体制を整えています。

当社では、本榊は長崎・和歌山、ヒサカキは鹿児島・和歌山・島根、樒(しきみ)は鹿児島(※2)と、優れた品質の産地を開拓しています。それぞれの地域で、持続的に作物を育ててもらい、当社が品質と付加価値の高い商品として、ユーザーのみなさんへ安定して供給する。このサイクルを継続・発展させることで、国内の生産者の皆様が誇りをもって仕事に取り組むことができ、ユーザーの皆様にも満足いただける商品をお届けすることができると信じています。 ※1 品種や季節・価格などによる例外もあります。
※2 2023年4月現在。

加工場の新設

商品の鮮度と効率、働きやすさ、
そして持続可能性にも配慮。

業務量の増加に伴い、2024年4月に本社と加工場を新築しました。同年5月に本稼働を始めた新たな加工場は、敷地2,300㎡・建物1,000㎡。加工前処理準備1ラインと、花束加工3ラインの、計4本の生産ラインを備えています。繁忙期である春・秋彼岸、母の日、お盆、年末のご注文増加にも、十分に対応できる体制です。

新加工場の特徴の一つは、花と人にやさしい環境の中、高い効率で生産ができることです。完全屋内の工場は夏季でも常に15~20℃を保ち、花の鮮度を落とさないばかりか、人の熱中症も防ぎます。また、3本の加工ラインのうち1本は新たに導入したもので、茎のカット・結束に加え、スリーブ(袋)入れまで自動化。この設備は機械メーカーと共同開発したオリジナルで、複数タイプの花束を同時に生産することも可能です。

もう一つの特徴は、社会課題への対応です。加工場には大型車の受け入れが可能なトラックヤードを備え、産地から市場を経由せずに当社へ直送することが可能となり、人材不足やエネルギー課題といった物流問題の解消に一役買うものとなっています。また屋上にはソーラーパネルを設置し、二酸化炭素の排出量を低減。花という自然の恵みを扱う企業として、カーボンニュートラルに配慮しています。

農業への参入

販売者と生産者、
両方の視点で挑む小菊栽培。

2017年、当社は仏花類・和花セット類に欠かせない小菊の自社生産に着手しました。当時の大きな目的は、自ら手間と愛着を注いで花を育て(1次)+加工し(2次)+販売する(3次)=「6次産業」により、小売店様に鮮度やボリューム面でより満足いただける、また、消費者にとって生産者の顔が見える安心の商品をご提案することでした。「認定農業者」として、本社周辺に広がる耕作放棄地の紹介を受け、地元の小菊生産者の方に技術を伝授いただき、1500坪の畑で生産できるまでになりました。

この経験で蓄積したノウハウをもとに、2024年より、さらなる挑戦を始めています。長崎県に総面積29,000㎡、内ハウス面積9,500㎡の小菊生産を計画中。この土地は、果物生産を行っていたものの規模縮小されるため、代替生産できる商品を探していた所でした。安定生産のためハウス内で施設栽培の形をとりますが、もともと中山間の準高冷地にあり、夏季も湿気を伴う猛烈な暑さはなく、栽培に適した気候であるため、夏場の一大産地として育てていきたい思いがあります。また、ハウス内には643㎡の育苗棟も設置し、産地として同一品種、同一品質の小菊を持続的に栽培できるよう計画しています。

こうした農業への参入は、後継者不足を少しでも解消したいという思いも、大きな動機となっています。そのために、仕入れ側の立場である弊社が、JAの小菊部会員となり、生産者と同じ立場に身を置いて、小売店・消費者との間をつなごうとしています。両方の視点を持ち、生産者の方々が安心できる形で、産地を盛り上げる活動に注力しています。

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